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mitolab's diary

農業もっと楽にしたい...スマート農業見習いの日記.

Rasberry Pi3にRaspbianをインストールしてSSHでつなぐとこまで

やろうとしていること

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今後各種センサを繋いで開発を行う*1ので、まずは開発しやすい環境を、ということで自宅などで自分のメインマシン(macPC)からSSH接続できるようにしたいと思います。

尚、自宅にHDMIモニタや外付けUSBキーボードが無いので、macPCでSDカードにOSイメージ(raspbian)を焼いて、それをラズパイ3に読ませるという手法をとりました。

必要なもの

  • macPC
  • Rasberry Pi3(以下ラズパイ3)
  • MicroSDカード(コレを使いました)
  • SDカード変換アダプタ(macPCのスロットがSDカード用なので)
  • 電源(5V, 1.2A以上)
  • LANケーブル
  • 無線LANルーター

HDMIモニタ、キーボードは使いません

手順

公式サイトでOSイメージをDL

公式サイトDLページ

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左がDesktop版、右がミニマル。大は小を兼ねるということで左を選択。サイズは約1.4GBでした。

1. DLしたOSイメージが正常か確認する(チェックサムのdiffを取る)

  1. 上記DLサイトにSHA1キーが記載されています。そちらをコピーしてCS_site.txtとかいう名前で保存します
  2. DLしたzipファイルのチェックサムを別ファイルに保存します: shasum 2016-05-10-raspbian-jessie.zip > CS_DL.txt
  3. 1と2で作成したファイルの差分をとります: diff CS_site.txt CS_DL.txt

特に差分がでなければOK、差分がでたらダウンロードしたデータに異変があるので、再度ダウンロードするなりします。

2. OSイメージをmicroSDカードに焼く

  1. macのSDカードスロットにmicroSDカード装着済のSDカードアダプタを挿入
  2. terminalを開いて以下の要領でマウント
## SDカードのエンドポイントを探す。僕の場合は `/dev/disk2` でした
diskutil list

## 一度アンマウントします(マウントされた状態だとOSイメージを焼くddコマンドが使えないので)
sudo diskutil unmountDisk /dev/disk2

## OSイメージのzipを解凍します(普通にFinderからダブルクリックで解凍でもOK)
cd ~/Downloads
unzip 2016-05-10-raspbian-jessie.zip

## OSイメージをmicroSDカードに転送します
sudo dd bs=1m if=2016-05-10-raspbian-jessie.img of=/dev/rdisk2

## 転送中、様子を見たいときはctrl+tで進捗状況を確認できます

3. ラズパイ3にsshで接続する

前準備

  1. 上の手順でOSイメージを入れたmicroSDカードをラズパイ3のmicroSDスロットに挿します
  2. ラズパイ3に電源をいれます。5V 1.2A必要らしいですが、僕はこのモバイルバッテリーを使いました。

ラズパイ3のIPアドレスを取得

  1. macPCのterminal上からarp -a > before_ips.txtを実行してラズパイ接続前のIP一覧を取得します
  2. 無線LANルーターにラズパイ3をLAN接続して30秒くらい待ちます
  3. macPCのterminal上からarp -a > after_ips.txtを実行してラズパイ接続後のIP一覧を取得します
  4. diff before_ips.txt after_ips.txtとして出てきたIPアドレスが恐らくラズパイ3のIPです

上記ででなければ、新しいIPが大抵新しく追加されたIPなので総当りしてみます。

ssh接続

ラズパイはデフォルトでsshが有効になっているとのことで、上記4の手順で取得したIPを用いて以下のようにssh接続します。

## パスワードはデフォルトだと raspberry でxの部分は上記で取得したIP
ssh pi@x.x.x.x

無事接続できると以下のようになります。

f:id:mitolab:20160523202637p:plain

参考

Raspberry Pi 2 Model BのOSインストールと初期設定 https://www.generation.ne.jp/topics/raspberry01/

Mac OS X で Raspberry PiのOSイメージを焼く http://ledsun.hatenablog.com/entry/2014/10/26/174712

DDコマンド http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060227/230741/

バンガロールの投資家や起業家が集まるINVEST KARNATAKA 2016でアグリビジネスセミナーに参加してきた

INVEST KARNATAKA 2016って?

インドのバンガロールでオーガニック日本食ブランドを立ち上げ中の鴛渕さん(前回記事参照)にこんなのがあるよと教えてもらったのが、INVEST KARNATAKA 2016というイベント。

f:id:mitolab:20160211144242p:plain http://investkarnataka.co.in/

こちらのイベントは、2/1~2/3に渡って、バンガロールの属するカルナータカ州が主催する州の産業の各セクター見本市及びカンファレンス、セミナー、BtoBmeetingの場を提供することで同州への企業進出や投資を促すもの。インドのシリコンバレーと言われるバンガロールはインドの中でも重要な稼ぎ頭なのかもしれません。私が参加したセミナーだけでものすごい量の資料でした。

f:id:mitolab:20160211150305p:plain

設備も警備体制もかなりのもので力入っていました。

f:id:mitolab:20160211151850j:plainf:id:mitolab:20160211151852j:plainf:id:mitolab:20160211151856p:plain

ちなみに、本家シリコンバレーのこういうカンファレンス系イベントは10~20万円の法外なお金を取られるようです(ex:World Agri-Tech Investment Summit)が、こちらは政府主導ということもあってかvisitorであればだれでも参加できて無料です。しかも大抵のところは見て回れるので最高です。なので若い人もかなり多かった印象です。

こちら(↓)のイベントカレンダーをみると大体どんな内容が繰り広げられているのか分かります。

Event Schedule

私は農業のことに興味があったので、イベント初日の、Agri-Business & Food Processing セミナーに参加してきました。

Agri-Business & Food Processing セミナーについて

まずつっこみどころとして、開始が30分くらい遅れて、終了も40分押しとなっていました(笑)。インド文化なのでしょうか? また、スピーカーが14名ほどいらっしゃってその内キレイな英語を喋られていたのは2,3名の方くらいでした。残りの方はインド英語だったので正直かなりの部分は聞き取れなかったです。インドで生きてくには、別で"インド英語"を勉強する必要がありそうです...。

上記の理由もあり、セミナー自体から汲みとった内容は少ないですが、とにかく「州によるかなり強いバックアップ体制があるので心配ないぞ!どんどん投資しろ!」というメッセージは汲み取ることができました。

以降は、資料が非常に充実していたので、そちらを参照しながら内容をかいつまんでみます。

カルナータカ州のアグリビジネスの強み

  • 食料加工セクターの2009-2013年までの年成長率は20%、国の平均成長率16%を上回る数値
  • 2014-2015年のUSD20億ドルの輸出額で、年率成長率は22% -カルナータカ州は10個の気候エリア、6つの土壌性質をもつエリアに分けられるため様々な種類の農作物を育てることができる

また、以下の作物はインドの中でも有数の生産高を誇るそう。

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このランクにある作物を見るだけでもかなり幅広い作物が取れていることが伺えますね。

余談ですが、ランク1にあるコーヒーは確かに街中でもコーヒースタンドがたくさんあって立ち飲みしてる人が多かったように思います。あでもコーヒーじゃなくてチャイ飲んでたのかな...?ただCafe Coffee Dayというコーヒーフランチャイズショップは最近やたら多かったです。スタバの超廉価版って感じ。かのセコイヤキャピタルインド支部も投資をしてIPOによりリターンを得ていたようです。

Sequoia to get 18% return on Cafe Coffee Day exit | Business Standard News

カルナータカ州のアグリビジネスエコシステム

優れたインフラと人材

  • 6つのフードパーク(水や電気、洪水時の排水システムなどアグリビジネスに適したエリア)を有し、4つは稼働中、2つは建設中。それともう1つメガフードパークっていうのもある
  • 2百万トン収容可能な工場、30万トンの貯蔵庫が稼働中
  • 農業や園芸農業に関する国の研究機関が5つもあり、同分野のHUBとなっている
  • 農業、園芸農業、獣医学のトレーニングをうけた4000人もの学位を持った人間が毎年輩出される

優れたマーケットと貿易拠点

  • 同州はインドで初めて花卉国際オークションセンターが設置され花卉輸出の中心地となっている
  • カルナータカはgherkin(キュウリ)、rose onion(赤玉ねぎ)、切り花の国内でも有数の輸出州

豊富な貸付可能地

  • 6つのフードパーク内に380エーカーもの貸付可能地がある
  • KIADBというところでは今すぐにでも利用可能な貸付可能地が6000エーカー以上ある

カルナータカ州政府のサポート

  • MSME(Micro, Small & Medium Enterprises)に対して固定資産35%の補助金を提供(上限650万ルピー)
  • 税金の75%が5年間免除される(固定資産に関しては、MSMEは100%免除を上限、カテゴリABCの企業はそれぞれ60~80%が上限)
  • 毎年(最高7年間)利益の6%を補助
  • 国立研究所の開発した技術を適用すると、導入コストの50%(最大100万ルピー)を補助する
  • その他印紙税(Stamp duty)の免除、入境税(Entry tax)、電気税(Electricity tax)、農地転用費を最大100%免除など

※ 日本円はルピーの大体1.6倍です(2016年2月11日現在)

オーガニック農業に関して

どの発表者もそれほど言及はしていませんでしたが(多分)、インドでAmazonを凌ぐといわれるECサイト BigBasketのCEO(もしくはその代理の方)が「オーガニックの需要は高まっいて、消費者は"本物の"認証のついたオーガニックを求めている」おっしゃっていたのが印象的でした。

インドではオーガニック商品は一般の商品の15~20%の高さで取引されているそうですが、その事を逆手にとって"本物"ではないものも横行しているとか。だからこそ消費者は本物を求めるのでしょうね。

また、資料を見てみると、オーガニック農業について多少言及されていましたが、ほんとかよっていうレベルのものでした。一部抜粋すると、

政府がオーガニック農家の組合を設立し、オーガニック作物のマーケティングを先導する

とありましたが、現時点でどこまで進んでいるか、有効性があるのかわからないですね。また、

"Savayava Bhagya Yojane" というオーガニック農業のプログラムを実施し、63677haが認証オーガニック耕作地になった。これによって5.4万人の農家がオーガニック農家に

みたいな記述もあったのですが、いかんせん継続性がなければすぐに慣行農業に戻るでしょうし、耕作地の広さだけでいっても生産性が上がらなければ利益はそこまで上げられないと思います。実際のところはどうなんでしょうか。

参考: Savayava Bhagya Yojane | Green Foundation

"貧しい農家"を減らしたいという想い

農業・食品加工セクターの州政府名誉大臣であるSri. Krishna Byregowdaさんが

  • 既存農家のインカムを上げることが命題
  • 農家とユーザを直接結びつけて中間卸をなくす

とゆっくり力強く語っていた姿が印象的でした。観客もみなこの方の言葉の節々で拍手をしたり声を上げたりしていました。よほど共感したんだと思います。

特にインドでは、所得の少ない農家の貧困による自殺や、農薬被害、中間業者による悪質な中抜などがあるそうです。また、カルナータカでも州の人口の60%が農民ということで、州としても州民としても命題であることは確かなのだろうなと思いました。

参考:

農民の自殺、インドで増加-綿花価格下落で地方の貧困深刻化 - Bloomberg

Amulモデルがインドの農業を変える!? | AGRI IN ASIA

全体の感想

かなり言葉の壁があって、恥ずかしながら資料で知る情報の方が多かったです...。ただ州として支援する姿勢は今後も変わらなさそうですし、ここ5年くらいで確実に発展はしていくだろうなと感じました。オーガニック農業に関しては州として優先度は低そうですが、農家の教育を促してはいますし、支援制度を使うこともできると思うので、何かしら食品関連や農業関連でビジネスをしたい場合は期待はできそうだなと感じました。

デジタルノマドがインド(バンガロール)に1週間滞在して個人的に困ったこと10こ

デジタルノマドな私、2/1 - 2/8の1週間、インドのバンガロールを訪れています。その間困ったことで覚えていることを、未来の自分や後続の方々の参考までに書いてみます。

カレーが食べられない

まず大抵の食堂はカレーが基本で、大抵辛い上に量が多いです。初心者はターリーとか頼みがちなんですが、これは絶対頼んではいけません(笑)。大食い且つ辛いものに強い人は別にいいですが、それ以外の方にはオススメできません...。

元々お腹が弱い私は、辛いものに強くもなく、not大食いなのでホテルに付属の食堂や近所の地元レストラン、といったところではラッシーくらいしか食べられませんでした...。

なんで、ちゃんと食べたい時はどうするかというと、ちょっとしたモールとか商業施設までいってファストフードやフランチャイズ系の食べ物を食べてました。あとは街中でうってるサモサとかラップ系の食べ物を少し辛いんですが食べていました。

バンガロールはまだ選択肢があるだけ良いですが、カレーしかない土地では、私みたいなnot大食い、辛口耐性無い人にとってはインドは致命的かもしれません。

※ 逆にいうと、インド人は大食いで、案外肥満体型の方も多いです。食べ物脂っこいですしね。ビックリ。

空気がよろしくない

車の量も半端ないですし、渋滞もすごい。しかも建設ラッシュで街中全部、工事現場みたいな状況です。結果、排ガスと細かい砂塵が混合された空気が四六時中漂っていて、太陽も常に霞んで見えます。青空ってまだ見れてない?と思うくらい。なのでマスクは必須だと思ってます。しかも結構本格的なヤツ。首都のニューデリーはもっとひどいときくので、そこでは絶対やっていけないと思います。

参考: 中国を超える大気汚染?!深刻な状況に気づかないインド | 日本の魅力を再発見!【黄金の国ジパング】

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勧誘がひどい

安いタブラを首や肩に合計20個くらい身につけたインド人があからさまに「ヘイ、ブラザー!タブラ買わないか、安いぞ!」っていって勧誘してきたり(そもそもそんなでかいもん国に持って帰れないでしょw)、頭にターバンまいて3輪車型のミニバイクに乗ったインド人と目があったが最後「市内を観光しないか!たった10ルピーでいいんだぞ!10ルピーだぞ!」とあからさまに怪しい勧誘をしてきたりします。

無視すればいいのですが、彼ら視界に入って来ますし、割としつこい場合もあるので交わすのも一苦労です。土日の繁華街は特にひどいです。もう少し色黒になって髭を傭えてインド人ぽくなればいいかなぁ。

インド英語があまりにも聞き取れない

大体3Kmを超える移動にはUBERとかOLA CALBSという配車サービスを使うのですが、その際電話でドライバーと細かなやりとりを行います、場所とか行き先とか。

「インドは英語が公用語、自分は英語が話せるので問題ないゼ」

そう思った方、アウトです。大抵のドライバーはひどいインド訛りの英語を話すので、アメリカ英語に慣れていて、日常生活レベルの英語は喋れるという日本人ですらひじょ〜〜〜〜に聞き取りにくい!何度も聞き直すこともあって、そのせいかドライバー側からキャンセルされたこともあります。別にドライバーに限らず、インド人と英語で話す時もコミュニケーション取れなくて辛いです。

やたら破裂音が聞こえますしアクセントがめちゃめちゃなので、もはや別の言語に聞こえます。英国英語を聞き取るより難しいです。これは別言語と捉えて慣れるしかないと思います。

※ ちなみに、インド人の英語の綺麗さで階級がある程度わかるそうです。英語がキレイな人ほどいい教育を受けられているということ。

コンビニがない

雑貨屋があるので不便ないエリアもあるかもしれませんが、私が泊まった場所の周辺にはそういったものがありませんでした。水や炭酸飲料を飲みたいとか、ちょっとしたものを食べたい、トイレットペーパーを買いたい、といった場合に困りました。まぁホテルなら受付に言えばデリバリーしてくれたりもするんですけどねやや高いので。ケチな旅をしなければ困るって感じでしょうか。

FreeWifiは電話番号ありきのところが多い

ノマド御用達のスターバックスも、現地でかなりのシェアをほこるCafe Coffee Dayというチェーン店もドーナツ屋もみんな、

  1. 電話番号を入力すると
  2. SMSでPINコードを送ってきて
  3. 2のコードを入力すると一定時間Wifiが使える

という方式をとっています。スタバはまだ良くて諸外国の電話番号が使えますが、Coffee Cafe Dayは使えません(多分)。つまり、現地のSIMを持っていないとカフェでノマドするのは困難ということになります。

「え、じゃあ現地でSIM買えばいいじゃん」

そうですそうなんです。が、現地のSIMを購入するのも実は一苦労なんです。

SIMカードが購入しずらい

タイとかベトナムといった観光立国と違ってインドではSIMを買うのにパスポート用の顔写真x2、パスポートのコピー、現地インド人の知り合いが必要という謎ルールが存在しているようです。しかも、アクティベーションに1日かかる場合もあるとか(以下参考)。

インドSIMカードの購入方法と使い方!手間とリスクが大きいので注意!

しかも私の場合は、宿泊していた場所の周辺にSIMを販売しているお店がなさすぎて、5Kmくらいあるいても3件しかみつけられず、そのうち1件はたらい回しにあい、結局インド人しか買えないということがわかり、他をあたれと言われました。

「空港で買えばいいじゃん。」

そう思う人もいるかもしれませんが、いかんせんLCCで来たので空港についたのは深夜0:00頃。宿に迎えを頼んでいたんですが、フライト遅延や入国審査待ちの影響で待ち合わせの到着ロビーにでた時間は30分おし。そんな状況でSIMなんて買えませんし、探せません。そもそも深夜だったのでお店が開いていたかも怪しいです。

結局、(大きい声では言えないですが)たまたま見つけた闇ルートで購入しました。現地ではそういうショップもあって、そこで買うとSIMを挿すとすぐに使えるようになっています(正しくは店員がちょちょっと設定してこちらとしては何もしなくても使えた)。私は1週間と滞在期間も短く、かなり差し迫っていた状況だったので相場よりだいぶ高いと思いつつも900ルピーくらい払って1GB分を購入しました。なので、正確には上記謎ルールは体験していないのですが、SIMを購入する面倒くささは充分に味わいました。

インド人は結構(汗)くさい

困ったことっていうよりビックリしたことです。 こんなことを言うと「人種差別!」とか「自分はどうなの?」とか「なんてデリカシーのない」と思う方もいるかもしれませんが(最後は否定できませんが)、日本で普通に暮らしている方なら実際そう感じると思います。ぜひ体験してみてください。

流石に高級モールとかではそういう機会はありませんが、街中で歩いていて、通りすがるときにふわっときたり、ちょっとしたカフェや待合場で隣や後ろにいる人の主に汗の匂いが漂ってきます。ビックリしたのは女性も同様の匂いがする場合があること。あまり匂いは気にしない文化なのでしょうか。

両替するのも一苦労...

歩けない距離の移動の際には、OLA CABやUberを使うと言いましたが、会計時に大きいお金(500ルピーとか)しかない場合、ドライバーが替えがないとかいってちょっと上乗せしてきたりします。また小さな露天やバスに乗るにも大きなお金を出すと困った顔をされたりNOと言われる場合があります。なので、できるだけ小さいお金を持っておくことが得策です。

なので、小さいお金に両替しようと思いスーパーに行き、チョコレートとか安いものを買ってレジに言ったらNOと言われました。。金額の大きい買い物ならいいんでしょうか?にしてもたかが両替のために大きい買い物なんかしたくありません。

結局直前までいたスタバにいって店員さんにお願いしたら、なんと替えてくれました。さすが(多分マニュアル的にはダメだったとおもうんだけど)。

なので、基本大きいお金は崩しておいた方が無難です。

トイレには紙がないので注意

これは事前情報としてあったので、常にかばんにトイレットペーパーをひそませて回避しました。ただ無いと非常に困るので、絶対忘れないように。特にお腹の弱い方。

このくらいでしょうか。 元々夜は出歩かないように、とか犬は大量にいるし狂犬病も怖いので気をつけろ。とかは事前知識としてあったので、幸い身の危険を感じることや、盗難といったたぐいのものからは回避できました。

慣れない国では、予め回避できる事の対策はしっかりとし、最悪のケースを想定して行動して、楽しい快適な旅にしましょう。Bon Voyage!

インドのバンガロールで起業して4年目の方に教わった現地で起業する前に知っておきたい事6選

こんにちは、今インドのバンガロールにおります。なにをしているかというと、以前の記事で書いた通り、有機農業に関わる現地シーンの調査をしています。調査する中で最初に見つけたのが、Pebble Branding Pvt. Ltdの鴛渕貴子(おしぶち たかこ)さんのこちらのブログ記事↓

pebble.blog.jp

他の記事も生々しくて現地の様子がひしひしと伝わってきますし、3年間バンガロールでやってこられた方の言葉なので説得力が違います。これは是非お会いしたいと思いました。ダメ元でコンタクトをとってみると即レスでOK!直接お会いしてお話を伺うことができました。今回はその時のお話の中で、実際にインドで起業するとなった場合に個人的に参考にしたいと思った点をいくつかご紹介します。

その前に、鴛渕さんに関して

2012年暮れにインドのバンガロールでマーケティングの会社 Pebble Branding Pvt. Ltd を設立し、2013年1月に事業を開始。今年で4年目。

元々は日本食を海外に広める仕事がしたくて、テーマとなるものを探していたところ、味噌汁に目をつけた。味噌汁をプロモーションする上で海外市場調査をしていた折、たまたま訪れることになったインドでマーケティングを敢行しインドでのマーケティングやプロモーションのニーズを感じた。中でも市場として一番可能性を感じたバンガロールで起業することを決めたそう。

味噌汁のマーケティングをしていた時の動画がこちら↓

youtu.be

起業のきっかけを1分でまとめた動画がこちら↓

www.youtube.com

4年目の今年は、市場に切り込む機が熟したということで、InBentoというオーガニック野菜を使った日本食ブランドを立ち上げ、絶賛商品開発中。InBentoに関しては英語ですが現地メディアにも取り上げられていて、詳しく書かれていますのでそちらも是非ご一読を。

www.bangaloremirror.com

それと、今絶賛インターン生募集中だそう。詳しくはこちらの記事を御覧ください!

私がお会いした時はちょうど鼻風邪をひかれていたのにも関わらず、時間を割いていただきました。体調悪いにも関わらず、すごいエネルギッシュな方だなぁと感じました。

1. インド人とは時間をかけて信頼関係を築いていくことが必要

インド人にxx日まで○○してってお仕事を依頼しても守らないのは当たり前だそう。また内容も間違えていることがあるので、手間にはなりますが逐一進捗状況を確認することが大事で、そうやって少しずつ築いた信頼関係は後々強いものになるそうです。なのでインドで勝負するなら長い期間居ないとダメだなというのは経験則としてあるそうです。

なんか時間かかりそうだな...というのは1週間の滞在でもなんとなく理解できて、例えばSIMを買いたいとインド人に聞くと、まったく検討違いなところに案内されてたらい回しにあいました。道を聞いても適当に答えられたりとかもしばしば。親切心からか"NO"とは言わないようで、適当でもなんとか期待に答えようとしちゃうみたいです。でも知らないなら知らないと言って欲しいものです...そのほうが時間の短縮になるので。

2. インド人は思いついたらすぐ起業する

インドは世界で2番目に起業数が多いそうです。誰かが例えばデリバリーサービスを始めると自分も自分も!という感じでどんどん起業しちゃうそう。それと日本人の感覚ではありえないけど、例えば飲食店で内装が出来上がっていなくてもお店をオープンしたりするそう。そういうスピード感なので、ちょっと日本に帰国している時でも、誰かに先を越されるんじゃないかとドキドキするとおっしゃっていました。

3. インド人はレビューしたがり?

これは鴛渕さんにお話を伺ったレストランでの出来事なんですが、食事が一通り終わって会計した後、店員がタブレット端末を持ってきて、レビューしてよ!って言ってきました。てっきり2~3個の選択式のものかな?と思ったら、なんと6ページにまたがって細かく記載するものでした。選択式のものからどこか改善点はないですか?みたいな自由記述までありました↓。

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鴛渕さんに聞いた所、結構インド人はこういうのも好きできちんと入力するそうです。日本人の感覚からすると「いや〜〜細か過ぎる!めんどくさい!」と思うのですが、インド人にとってはそうでもないようですね。。

ただこれはサービスを展開する上では、ユーザの意見がストレス無く得られるので結構ありがたいのかもしれません。

4. オンラインサービスがとても充実している

鴛渕さんはバンガロールではほぼオンラインサービスで生活しているそうです。Uberで車手配して、デリバリーで食事して、病院の手配、クリーニング、食材購入も全てオンラインでできるし金額も東京より全然安いとのこと。また、お肉のデリバリーを頼んだ時に、30分で配達員が来た時もあり、さすがに早すぎだろ(笑)と思うこともあったそうです。

Uberや弁当を運んでくれるbento.jpといったサービスは日本でもありますが、価格が高くてリッチピーポーのものっていう印象が強いですが、バンガロールは日本に比べると全然安いので私みたいな普通の日本人でも普段使いできます。

ちなみに、バンガロールで最近流行っているオンラインサービスを紹介してくれたので少しリストしてみます。

OYOROOMS

www.oyorooms.com

質の高いお部屋を提供してくれるオンライン予約サービス。ファウンダーの方が某ホテル予約サービスを利用した時に、web上で見たのと違う/質が悪いというのを体験し、それを改善すべく立ち上げたそう。OYOROOMSはサービスの最低ラインを設けていて、それにクリアしたホテルはOYOROOMSのブランドに参加できるようです。

私もこのサービスを実際に使ってみたのですが、すごく満足度高くてビックリしました。予約から宿泊までのプロセスがすごく簡略化されていてストレスフリーですし、実際にお部屋もwebで見たものとほんと変わりません。朝食とFreeWifiがOYOROOMの全てのホテルで標準装備されているのもステキなポイントです。価格帯もぶっちゃけAirbnbと同じくらいなので断然こちらをオススメします。

SWIGGY

www.swiggy.com

今まで飲食店ではデリバリーをするにしても、そのためのシステム開発や輸送コストが障壁になりなかなか導入できなかったが、Swiggyがそれらを代わりに用意することで、飲食店はコストゼロで導入できるようになったそう。一方でユーザはアプリやwebサイトから食事を簡単に注文することができます。飲食店は収益プラスにはなってもマイナスにはならないのでマージンが高めだとしても導入するそう。

2015年の1月に導入件数が50件だったものが、同年8月には5000件とすごい伸びとのことで、その成長をみて投資が集まり、類似サービスもどんどん出てきているそうです。

またバンガロールは渋滞が激しいし空気もそんなに良くないので、オンラインのサービスが成長する土壌があるそうです。

OLA CAB

www.olacabs.com

こちらは、SoftBankも投資しているインドで最大の配車サービス。ステキなのは、現地でオートとかリキシャと呼ばれる3輪車タイプの乗り物も呼べること。また他の車のタイプも呼べますし、複数人でシェアライドするとディスカウントを受けることもできます。アプリが距離に応じて価格を決めるのでボッタクリにあうこともありません。

私も使ってみたのですが、とても便利でバンガロールではたいていこれで移動しています。ただ混雑時間帯は価格が1.5~3倍に上がったり、電話で運転手とやりとりするのですがインド英語で喋られるとうまいことコミュニケーションとれなくて若干ストレスだったりします。

SAKURA FRESH

www.sakurafresh.com

こちらは、バンガロール近郊でオーガニック野菜を自社農場で生産し、デリバリーで届けてくれるサービス。安全性に重きを置いていて、UNのCodexという厳しい品質基準にも準拠しているそう(インドは世界標準の5~15倍もの農薬を使っているらしい)。品質においてもかなり高いようで、リッツカールトンやヒルトンといった高級ホテルやレストラン、またインドで最大手のECサイトBigBasketにも卸しているそうです。

またちょっとおもしろいのは、経営者の方々。兄弟+いとこのシリアルアントレプレナーの3名で経営されているようで、元々はカナダでパイロットをしていた弟のNameetさんが、妊娠中の奥さんに何を食べさせた方がいいのか考えたところから始まったそう。お兄さんのNaveenさんは、元々HPのエンジニアさんで今も日本を拠点に海外展開(特に東南アジア)や日本展開を担当してらっしゃっていて、いとこのK. N. Prasadさんが現地の物流やサプライチェーンの管理を行っています。

英語ですが、以下の記事が詳しいです。

Planting a Seed for Higher Standards in Indian Agriculture

First Agro serves the safest food in the world.

5. バンガロールは敷金が10ヶ月!

高すぎる...。今は気候の良さや外国人需要を受けて不動産バブルらしく、売り手市場のようです。

6. インド人はソースをつけるっていう所作が好きらしい

鴛渕さんは、これまで何度かInBentoのマーケティングのために高所得層が集まるフードフェスに参加したそう。そこでは手巻き寿司タイプのお弁当と、現地で調達したソースを用意してdipできるようにしてみたところ、好評だったそうで「いつ出るんだ!」みたいな嬉しい反応もあったそうです。

というのも、インド人はカレーをご飯とごちゃごちゃに混ぜて食べるくらいなんで、「ご飯を汁物(ここではソース)につける」っていうのは、インド人の食習慣に沿っているようです。

ターゲットをインド人とする場合は、文化や習慣などを理解してそれに則った商品やサービスを提供することが肝要そうです。

鴛渕さんの名言

「私は東京にいる時の方がイライラしてた。東京だとできて当たり前で少しずれると全てが崩れていく。でもインドだと、基本ずれるのでそれを前提にしていると、精神的にはイライラしない。」

バンガロールは日本の軽井沢」

私もインドに住んでみればこう思えるのだろうか...怪しいものです。たくましくなりたい。

まとめ

この街で生きていくには、街の成長にのっかって自分も成長していく気合とスピード感が必要だなと感じました。と同時にゼロからインド人ネットワークを築いていくことは時間がかかるとのことなので、いきなり起業ではなく現地で良いなと思った企業に勤めたり、一緒に仕事をしてみることから始めたほうが得策なのかもしれません。

久松達央さんの「キレイゴトぬきの農業論」を読んで目からウロコだった件

私は今フリーランスのアプリエンジニアなわけですが、次は自然と対峙する仕事をしたいと思っていて、農業関連の本を読み漁ったり、ネット上で記事を読んだりして、どういう農業があるのか、どうやって始められるのか、自身のもてるスキルをどのように活かせるのか...etcを調べているところです。

その中で、最近特に重点的に調べていたのが、有機農業です。有機農業に注目し始めたのは、以前『タイでエンジニアから転身、堆肥を変えて高単価なオーガニック野菜を作る、大根田さんにお会いしてきました』 でインタビューして以降になります。

有機農業といえば、自分の中では、"環境に優しくて高単価な野菜作りができるが、ただその分難しい農業だからやっている人は少ない"というイメージでした。でも個人的には、それがビジネスチャンスに思えて、且つ自分自身の持つスキル(大したことないのに...)で改善できる余地があるんじゃないかと漠然と妄想していました。

でも今回この本を読んで、そういう妄想から1歩進んで、多少実情に即したイメージを持てるようになったかな...と思っています。ということで今日はこの本を読んで特に目からウロコだった部分を引用しつつ、本の内容を章ごとにご紹介したいと思います。

キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書)

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本の著者

この本の著者は、久松農園を経営している久松達央さん。脱サラ農業者で、日本一話のうまい農家と称され(自称?)、エロうまというコンセプトのもと、年に50品目もの有機野菜を作って個人の消費者や飲食店に直接販売するビジネスを行っています。

この本の特設ページもありましたので、そちらもご紹介しておきます。

久松農園オフィシャルサイト | 『キレイゴトぬきの農業論』特設ページ

目次

  • 第1章 有機農業三つの神話
  • 第2章 野菜がまずくなっている?
  • 第3章 虫や雑草と どう向き合うか
  • 第4章 小規模農家はゲリラ戦を戦う
  • 第5章 センスもガッツもなくていい
  • 第6章 ホーシャノーがやってきた
  • 第7章 「新参者」の農業論

有機野菜だから安全、環境にいい、美味しいは必ずしもそうではない

第一章では、「有機野菜だから安全、環境にいい、美味しい」というのは神話で、必ずしもそうではないという事をおっしゃっています。

"必ずしも美味しいわけではない"ということは、冒頭でご紹介したインタビュー時に聞いていたので驚きは無かったですが、その他2点はまさに目からウロコでした。

「有機だから安全」に異論を唱える根拠としては、

「仮にある農薬が、関連するすべての農産物に基準値上限まで残留していたとする。それを一生涯にわたって毎日、国民平均の100倍食べ続けたとしても、動物実験で健康に影響が出ない範囲に収まる」

という部分。今の農薬はその厳しい基準をクリアしているので、そういった農薬が使われている農作物でもほとんど安全といっていいそうです。むしろ、どんな食べ物でも毒性があれば食べ過ぎると死んじゃうよという話をされています。

また、「有機だから環境にいい」に対する反例として、

この紙マルチ栽培は突出して二酸化炭素の排出量が高かったのです。これは紙の製造工程で大量の二酸化炭素を出すためです。いくら田んぼでは「環境にいい」と言っても、その分のツケをよそに回しているのでは、この方法そのものが「環境にいい」とは言いづらいものがあります。

とおっしゃっています。

紙マルチ(google画像検索)栽培というのは、紙でできた素材を、種を植えた農地に被せることで除草剤を使わなくてすむようにする農業技術のようです。この技術を使うと、慣行農業に比べて、二酸化炭素の排出量が3倍以上も高くなるようです。

ということで、有機農業といっても、使う農薬や技術などによって、一概に安全とか環境にやさしいということは言えないようですし、どの程度使うかの問題でもありそうです。

いつでも平均値の野菜を、ではなく旬の時期に美味しい野菜を届ける

第2章では、ほうれん草の年間出荷量の推移をみて、今の時代周年で野菜は手に入るけど、その分輸送コストがかかっていたり、本来の味を出せていない。なので、著者の農園では、旬の時期に適した栽培方法と品種を使い、ベストな時期に収穫し、直送することでクオリティの高い野菜を消費者に提供しているというお話をされています。

有機農家として食っていくための理論と実践

第3章では、

有機栽培は生き物の仕組みを生かす方法である。 無農薬は食べる人の安全のためではなく、畑の生き物を殺さないため。 多様な作物を育て、生き物の種類と数を増やすことで、生産力の安定と質の向上を目指す。

といった、コンセプトを実践する上で実際に問題となってくる虫や病気、雑草とどう向き合うかについて、具体例を挙げて書かれています。その前に、野菜は自然に育てても育つものではないので手をかけてやる必要があるんだよ、という前提を説明されています。

またこの章で印象的だったのは、章の最後で、自身の農業観を吐露している部分です。

生き物の仕組みを利用する有機農業の技術は工夫に満ちた実に面白い試みだと思っています。特に、そのローテクな部分に惹かれます。大量のエネルギーを使うのではなく、もともと生き物が持っている力を上手に利用するところに美しさを感じます。

また、あえて難しいとされる露地での有機農業をする理由について、

生き物を扱っている以上、最後のところは生命力を直接感じる環境の中で仕事をしたい、(中略) 地下足袋で土を踏みしめる感覚や、畑全面に色とりどりに広がる作物を吹き抜ける風の匂い。そういう身体的な感覚が、農業を続ける上で僕には重要な要素なのです。

とおっしゃっている一方で、有機農業は人件費も販売価格も高くなるけども、結局それに見合うだけの市場価値を見つけてこそビジネスが成り立つ、といもおっしゃっていました。

この部分から、経営者としてぶれない軸をもっている事と、いかにビジネスを回していくかを両方意識してらっしゃるのを感じることができたし、単純にとても共感できる考え方だったので、印象に残っています。

有機農家の生存戦略

第4章では、著者自身が有機農業をするうえでのWhat(目的)、How(どのように)を紹介し、そのメリット・デメリットや考え方を説明しています。この章で私は一番多くマーカーを引いていたので、個人的にはこの章が一番参考になったんだと思います。

著者の場合、世襲制の農家とは違い、新規就農者という土地も設備も技術も最弱の立ち位置にあることを前提に、 What(目的)は「美味しい野菜でお客さんに感動してもらうこと」。How(どのように)は「適した時期に、適した品種を健康に育て、鮮度良く届ける」ために「消費者直販の有機農業」という形をとった、とありました。

で、自身の目指す農業の強み・弱みを明確にした上で、どこに市場を求めればいいか、どういう戦略がうまくいったかを説明していました。 具体的な戦略は以下のとおりです。

  1. 安売りの土俵に乗らない
  2. 引っかかりは多い方がいい
  3. 手持ちの武器で戦う

どれもなるほどな、と思うものでした。詳しくは是非本書を買ってみてください(笑)。

農業は思ったほど効率化されていない

第5章では、農業の中で常識や慣例的に行われていることや、基本的なところからすべて考えなおしてロジカルに考えれば、効率化できる、ということを様々な事例を通しておっしゃっています。

3.11で気づいたこと

第6章では、3.11の際に起きた出来事やそこから得られた事について書かれています。

2011年3月の東日本大地震では、廃業を覚悟するところまで追い込まれたけど、3月末頃からのネットを中心にした支援活動のおかげでなんとかしのぐことができたそうです。

特に印象に残っているのは、政府が補償金を出すといったが、なんだかモヤモヤして受け取る気にならない、というくだりです。

「こんなに好きな仕事なのに、もう農業はできないんだ。これまで、いい夢見させてもらったなぁ」 そう思うと涙が溢れて来ました。悲しいというよりも、失恋のような気持ちです。楽しかった日々が思い出に変わってしまう寂しさを感じました。

この後つらつらと話は続いて、補償金を受け取らない理由もおっしゃるのですが、上記の言葉だけで筆者がどれだけ農業が好きか、どれだけ続けたいと思っているかが伝わってきて、補償金云々じゃあ気持ちは晴れないだろうなというのは情景から伝わってきました。

「新参者」の農業論

最後の第7章は、職業としての農業と産業としての農業に対して、著者が感じている問題点を議論する章になっています。

この章で一番衝撃だったのは、

農業者が変われない一番の理由は、やはりお金に困っていないから

という部分。というのも、私が東南アジア各地の農業について聞いた事と同じことをおっしゃっていたからです。

私は一度ベトナムのダラットという、現地では有名な農業地のはずれの街に訪れたことがありました。そこで、とある農家さんを訪れたのですが、立派な家に立派な家具、1.5ヘクタール程の土地をもって家族と幸せそうに暮らしていました。そこで「有機農業を始めたい?」という質問をしてみたのですが、「買い手も居ないものを作るリスクは負えない」という旨の事をおっしゃっていました。その他色々聞いてみたのですが、あえて新しいことにトライする必要がないくらい充実した生活を送っているようでした。しかも、これがこの地域で一般的な農家だと言うのです。

日本とベトナムで歴史こそ違えど、やはり困っていることがなければ発展する必要性はないんだなと、著者がしきりにいっていた、「水は低きにながれる」という言葉が身にしみました。

全体としての感想

この本は、新規就農を目指している方にピッタリだと思います。 実際に新規就農から10年以上農業を続けている著者のリアルな意見や情報を知ることができますし、著者の考え方に共感できる部分を自分の糧にして、自分のしたい農業のイメージを具体的につくっていけそうな気がしました。

1つ気になった点

全体的に目からウロコのことが多く良い内容なのですが、 時々自分を卑下して慣行農業の人をヨイショしているようで、実は自分の方が優れているよね、みたいな言い方に感じられて少し感じ悪かったです(笑)。

自分は体力がないし、センスもガッツもないからロジカルに考えてこうした。慣行農業ではセンスとガッツでやってけるんだよね〜って、これネガティブに言うと、慣行農業はなんとなく根性でやってけてるんだよね〜っていうふうにも受け取られれかねないので怖いなと...。ただ、これが本当であれば、これ以上柔らかい書き方もできそうにないので難しいところだなとも思いました。

ただ「まして奇跡をおこすなどできません」っていうくだりは、奇跡のりんごへの当て付けとも捉えられます。この辺はあえて揶揄しなくてもスルーしてあげるのが紳士じゃないのでしょうか...。

ただそれでも物怖じせず言うところは、この業界に風穴を空ける意志を感じて、(上から目線ですがw)ガッツあるなと思いました。

参考

右左よくわからないのですが、以下の記事は日本の農業の歴史を垣間見ることができて、なぜ日本の農業が成長できていないのかを考える上で参考になりました。

TPPの罠 第6回 安倍強い農業の壮大なる“虚構”

最近のマレーシアの農業事情

ども、インドに2/1から行くのですが、その次はマレーシアに行く予定です。ということでマレーシアの、特に農業事情やagtechのことを調べてみました。

マレーシアって?

人口は約3000万人、首都はクアラルンプール。名目GDPは5%前後でASEAN諸国では中間くらい。1人当たりの名目GDPは25,638ドル(2014年, 世界銀行)でASEANではシンガポールについで2位の水準。

言語はマレー語、英語。民族は多民族国家で、マレー系、中国系、インド系の順に多い。宗教はイスラム教が60%、次に仏教20%、キリスト教9%、ヒンズー教6%。政体は立憲君主制

その他基本的な事項は以下でどうぞ。

マレーシア基礎データ | 外務省

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マレーシアの農業事情

マレーシアは元々資源が豊富で、天然ガスや原油の輸出が盛んです。農業の分野でもパーム油の輸出量は現在も世界屈指だそうです。 国内総生産における農業の割合は、約9%(*1)とASEAN諸国では低めですし、農村人口もASEAN諸国の中では唯一減少に転じていますが、恵まれた資源を背景に工業化してきたおかげで、アジアの中でも有数の投資環境となり、農業の分野においても他国と協力し高度化を図っているようです。

参考:

agrinasia.com

農林金融2014年12月号 より、以下画像参照。

f:id:mitolab:20160126165153p:plain

f:id:mitolab:20160126170034p:plain

土地生産性: 農業生産額÷農業用地面積

労働生産性: 農業生産額÷農業従事者数

これらの状況を見ると、農業の生産額はそれほどないかもしれませんが、高度化という面では他のASEAN諸国よりもかなり進んでいると思われます。

一方で、国内食料自給率を品目別に見てみると、鳥肉や魚介類の受給率は100%なのに対して、コメは70%、野菜は66%、果物は40%程度と、自給率はまだまだ良くはないです。しかもマレーシアの人口の60%を占めるイスラム教徒はハラール食を食べると思われるので、その辺も考慮すると、より自給率を上げていく必要がありそうですね。

参考:

nna.jp

malaysia-ryugaku.hateblo.jp

http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/h23/pdf/asia03.pdf

AEC(ASEAN経済共同体)(*2)による農業への影響

2013年時点の記事内にて、テンク・アリフ氏(マレーシア農業研究開発研究所経済技術管理研究センター長)によると、

ASEAN域内の農産物貿易では,マレーシアは既に92%の品目で,関税を撤廃していて,現在でも保護されているのは,コメ,アルコール類,タバコなどの限られた品目です。

また、

ASEAN域内の関税はすでに撤廃されていることや,非関税障壁と行政手続きによる事実上の保護政策が存在していることを考慮すると,AECがマレーシア農業に与える影響は,あまりないと考えられます。農業部門に限らないAECの全体的な影響としては,自由化による全般的な経済厚生の増加と海外からの直接投資の増加が期待されます。

とのことで、マレーシアでは国内の農産業に与える影響は少なく、むしろ海外からの投資が集まり農業分野においても高度化の好機になると思われます。

先進的な取り組みを行っている農家・企業

techなところはなかなか探せず...とりあえず調べた分だけリストしてみます。

ハッピーフレッシュ... お野菜の速達サービス

シリーズAに参加したファンドに、500startupがいたり、日本のファンドBEENEXTがいたり、注目度は高いようです。→ agFundernews

TITI ECO FARM... いわゆるエコツーリズム。宿と、農業体験、有機野菜やオーガニック商品の販売をしているようです。サイトがとても綺麗です。

ZENXIN... オーガニックフードを中心に6次産業的に事業を展開している企業。各国のオーガニック認証も受けているようです。サイトが充実していてありがたいです。

以上です。

*1) マレーシア基礎データ | 外務省 より

*2) AECというのは、ASEANが掲げる3つの共同体(安全保障共同体、経済共同体、社会・文化共同体)のうちの1つです。2015年の12月31日をもって発足しました。AECでは、ASEAN域内での物品の自由な移動、サービス貿易の自由化、投資の自由化、資本の自由な移動、熟練労働者の自由な移動等がうたわれています。2009年に各共同体のロードマップが制定され、そのうち経済共同体に関しては以下のように記述されています。via 経済産業省: 東アジア統合に向けて

とある2年目フリーランスエンジニアが30歳過ぎて旅にでた理由

新卒で入社した前職を辞め、フリーランスエンジニアになってはやくも1年と4ヶ月がたちました。2016年で32歳になる予定です。世間的には最も働き盛りな時期、エンジニア的には35歳定年まであと3年ほどの時期に私は何をしているかといえば、旅にでています。今3カ国目で次はインドに行く予定です。

「うわぁ、30歳過ぎたおっさんが自分探ししてるよ...」私より若い人から見ればそんな感じじゃないでしょうか。親族にはこの歳までふらふらして心配かけて申し訳ない...とは思いますが、それ以外の人にどう思われようがいいんです。説明するのが面倒なので、自分探ししてますって言うのにはもう抵抗が無くなりました。

までも説明は面倒じゃないですね(え)、理由は単純に今後の人生を何のために使うかをリアルな世界を見た後に決めたいと思ったからというのが正直なところです。記事のタイトルへの回答はこれで完了ですね...。以降は全て余談になっちゃいます。

今後、恐らくゆるやかにジョブチェンジしていくと思うんですが、その過渡期にある、いちエンジニアのポートレートとして現状とか気持ちとか振り返りとかを記しておこうと思います。

とりあえず今の状況は?

フリーランスエンジニアとして生計を立てています。2015年の10月から海外を巡りつつお仕事をしたり、自身のアプリを開発したり、現地の面白い人に会ったりしています。せっかくなので観光地に行ってみたりもしています。その状況は随時別のブログで発信しています。この記事を書いている2016年1月時点では、タイ、ミャンマーに続きベトナムに滞在中です。

DotsNest|フリーランサーの世界ノマド日記

ジョブチェンジ先の予定

今は興味があり、社会的にも意義があり、自身のこれまでのスキルも活かせそうで、且つ成長が期待できる分野として、AgTechに注目しています

AgTechというのは、Agriculture + Technology の略で、主に農業分野の課題に取り組むスタートアップ(新興企業)や分野そのものを指します。ただ一言にAgTechといっても、ドローンを使った最適な農地管理を扱うものから、新しいバイオ燃料の生成するもの、ECサイトで新鮮な食品を提供するなものなど割りと幅広いです。

なぜ興味があるのかというと、大学時代に異様なまでに植物に興味を持ち、植物の声を聞こうと思ってオペアンプを組み合わせてアナログ回路を組んでみたり、休学して沖縄本島から約300Km南にある宮古島でサトウキビを刈りつつ自給自足のような生活をしたり、好きな植物をやたらスケッチしたりしていた経験が大きいです。今思えば単純に多感な時期だったとも言えますが、その時の時間も忘れて没頭していた感覚や自然に救われたという感覚が忘れられず、10年たった今も引きずっていて、植物や自然に関わる仕事がしたいと思っています。

社会的にいえば、

人口は各年7760万人ずつ増加しており、2050年には100億に達すると予想される。それと同時に、ミドルクラスは2030年までに倍増すると予想されている。収入が増えると食費支出が増え(エンゲルの法則)、動物性蛋白質をより多く食べる(1ポンドの牛肉に8ポンドの穀物を要する)。経済的に豊かな人びとが増え、食糧と燃料と繊維(衣料)の需要が増えると、専門家の予測では今後35年以内に農業生産、とくに穀物の生産量を今の倍にする必要がある。

via TechCrunch: グリーンテクノロジの新しい女王はアグテック(AgTech)だ

という状況があります。なので投資もこのところAgTechに対して集まってきており、今ではFinTech(金融関連テクノロジ)に対する投資額をしのぐ程に急成長している市場になっています。元々参入障壁の高い市場なので、むしろ今からだと遅いくらいかもしれませんが...。

ジョブチェンジ先を決める上でのポリシー

今後取り組む事を絞る上で1つポリシーのように考えていることとして、開発途上国で先進国が踏んだ轍を踏まないような開発を」というものがあります。そう考えるようになった1つのきっかけは、ちきりんさんのこちらの記事でした。

blogos.com

この記事から

開発途上国は先進国を真似るのではなく、時代や国に合わせた別の道を模索してよりよい発展を遂げるべきだ」

という主張を汲みとったのですが、その主張に私はすごく共感しました。この記事では鉄道の話でしたが、仮にエネルギー(環境)問題でいうと、先進国は既に火力原子力を使って多くの失敗をしてきました。前者はCO2を短期間で急激に増加させ、地球を人や他の動植物が住みにくい環境へと少しずつ変容させていますし(その問題に悲観的/楽観的視点で取り組んでいるのがイーロン・マスクだと思っています)、後者も放射性物質放出による人体への影響や技術の悪用など様々なマイナスの副作用があります。そういった問題を何度も何度も開発途上国で発生させ、後から対策を講じるのは非合理的ですし、地球がいくらあっても足りません。なので、先だってそういった環境問題に取り組んでいる先進国の技術を発展途上国で活かしつつ、別の発展を遂げることは世界的にみて意義があると思われます。

余談ですが、以下のサイトはagtechや開発途上国について幅広く取り扱ってくれていて、重宝しています。

AGRI IN ASIA | アジアの農業の今を伝えるメディア

トジョウエンジン | 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン

AgFunderNews - At the intersection of agriculture, technology and investment

今の自分が持っている武器は?

過去にIT業界でやってきたといっても、アプリ作ったり簡単なサイト作るとか、簡単な電子工作とかそんな程度で、正直AgTechのコアとなりうる知識やスキルは持っていないと思っています。そもそも大学も文系出身ですし、単に好きでコンピュータを学んできた身です。ただプログラマとしての基本的な思考回路とかプロダクトを作る上での基本的な経験は持ち合わせているつもりですし、フットワークの軽さは20代並だと勝手に思っていますのでその辺はもしかすると武器になるかもしれない...それくらいです。

現状自分には何が必要か?

上記目標を実現するために必要なのは、技術よりもまずは知見を広げることだと思いました。本当にこの分野が自分の持っている技術や興味にfitするのかを見極めたいし、AgTechの世界全体の市場の動きとか、どのくらいの企業がどんなことをしているのかとか知らないことだらけなので、まずはもっと知ろうと。

ではどうやって知見を広げるか?

  • ググる(ネットで検索)
  • よさ気な企業の担当者または個人に会って直接お話しを伺う
  • もしよさ気な企業とマッチすれば就職してみる

上から順に実行してみました(最後以外)。日本じゃなくて海外で。

なんで海外?といえば、今まで何度か海外に出ていて、その時に得られた経験がコスパ高かったからというのと、上記のちきりんさん経由のポリシーも持っていたからでしょうか。それにフリーランスになってからはグローバル化みたいなのを感じることが多かった*1ので、"とりあえず海外"という気持ちが強かったです。

で、基本的には東南アジア〜インド〜アフリカ〜ヨーローッパ〜北米〜南米とかで移動して世界一周して考えようと思っていたわけですが、上記のagtechについて調べてったり人に会ううちに、「もっと学びたい、はやく動きたい...」という気持ちが大きくなってきているので、世界一周なんてしないかもしれません。

知見は効率よく広げられたか?

旅に出るまで

海外にでるまでの目標はとりあえずお金を効率よく貯めること。だったので、とりあえずそれまで拠点にしていた沖縄よりも単価の高い東京に場所を移し、受託開発のお仕事をひたすらしました。幸い前職でほぼiOS開発専門だった、且つ世の中としてはスマートフォン移行の全盛期だったおかげで、アプリ開発者な私としては仕事にあぶれることなく1年と4ヶ月も生きのびつつ、海外に出るための資金も貯めることができました。

旅に出てから

海外に出た当初の方針としては、

  • 自身のアプリを作って固定収入を得る
  • 仕事も続ける
  • 知見を広げる

この3つを同時進行で実行することでした。キャッシュフローを安定させるため、自身のアプリを作る事と仕事を続ける事は決めていました。でも、振り返ってみると、最初の2ヶ月は実質仕事が9割で、自身のアプリが1割、知見を広げる部分は最も重要なはずなのに全くできていませんでした。これは単純に自己管理能力の無さゆえです。

ただ、海外にでたこと自体は正解だなと思えました。リアルな課題や新鮮な情報を具体的に聞けるので、自身がどう関われるかイメージがしやすくなりますし、その熱量を分けてもらうこともできます。あとなにげにいいのは物価が安いこと(ただし東南アジア諸国の場合)。同じ資金でも日本にいるより約2倍長く生き延びられるので。

今後の方針は?

知見を広げることを第一にしたいと思います。ただ、調べるうちにもっと詳しく知りたい、動きたいと思う気持ちが強くなっているので、今後はより分野を絞って、深く学ぶことにシフトしていこうかなと思います。そのスパンが早ければ早いほどいいですが、半年〜1年くらいをめどにしたいと思います。

それと、旅に出て気づいたのですが、数珠つなぎで旅するのは非常に疲れます。まず荷物が重い、その上各国に渡るためのチケット、VISAの手続きも面倒、移動時間ももったいないし疲れる、各種スケジュール調整しずらい、etc...。

なので、私みたいな人にとって、海外に出て何かを探す場合は、拠点になる都市を決めてそこを中心に廻ったほうが得策だと思います。例えばバンコクとかいいです。バンコクだと、

  • 生活コストが日本の1/2(実感値)
  • 東南アジア、南アジアを巡る際にLCCが多数ある(AirAsiaとか)
  • アパートを借りるのに日本みたいな敷/礼金ないし格安だし結構広くて快適

というメリットがあるので、拠点にするには最適です。ということで、実際今はバンコクを拠点にしています。アフリカ大陸だと、、どうなんでしょうね、調べる必要があります。そのまえに資金が尽きる可能性もありますので、固定的にキャッシュを得られる仕組みを持っていると選択肢は広がると思います。

さいごに

半分あきらめて生きる (内田樹の研究室)

こういう文章とか、

古市憲寿さんの著書

とかディストピアなコンテンツはとても好きなんですが、個人的には、これを鵜呑みにしないで反面教師として捉えた方がいいと思うんですよね。というかディストピアにさせないためのコンテンツだと思うので、中立でとか遠目で待つとかじゃなくて動いていくことを大事にしたいので、今後も自分なりに頑張っていこうと思います。

*1) フリーランスになりたての頃、試しにクラウドワークスで仕事をしようと思ったことがあり、見積り資料を作って2通出してみたのですが、どちらも受注には至りませんでした。その時インドやベトナムの企業も見積りを出していました。彼ら(彼女ら)は日本の相場より何倍も安いので、きっと彼ら(彼女ら)が受注したんだと勝手に想像しました。この時「自分は日本だけじゃなくて海外の企業とも対峙していかないといけないんだ」と、個人と世界がものすごく近い位置にあると実感して、日本だけにいてはいけないなという思いが強くなりました。